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「笑い積み」という石積み用語が混乱しているので、定義しておきます。
緑川流域の石工さんが「石が笑うとる」と言う場合、合端と合端が開いて口をポカンと開けたような積み方を言うようですが、下記写真のように意味が違うので、使用する場合は使い分けに注意してください。
楠浦の場合、もともと笑っている(緑川弁)部分があるようですが、基本的には「切込接で合端の仕上げが不完全」だと捉えるべきかと思います。
下記の写真のような積み方が「笑い積み」で、一般的です。
加工度の高い切り石を組んだ技巧的な鏡石。大きな石の回りに小さい石を並べるのを「笑い積み」というそうだが、開いた口の回りに歯が並んでるように見えるからかどうかは分からない。回りを囲む石の数を奇数にするのがセオリーだという。
場所は福島県会津若松市にある会津城(鶴ヶ城)。本丸太鼓門の石垣だが、門の内側にあるし面が揃った石を隙間なく積んであるので目立たない。石工が技巧を見せたかっただけのような気もする。
( http://cicadan.blog111.fc2.com/blog-entry-102.html から拝借)
https://www.ogami.co.jp/stonebridge/teacup/8214/1484/bbs
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