無事終わりました。
期間も長く家族には負担をかけ、現場ではいろいろありましたが
石工として、建設業に従事するものとして、
また人間として成長できたかと思います。
あともう少し工事は残っていますが
みんなケガすることなく竣工できるよう
最後まで頑張ります。
松脂を燃やした煤(すす)と膠(にかわ)で作った墨が、
消えない本当の墨ですが、専門店でなきゃ売ってないし、
硯(すずり)で、一日中すらなければ量ができないし・・
コケやカビが出るまでの、とりあえず墨汁が正解かも。
下流がきれいな天端で、上流がそうではないのは、心残りでしょうね。
道路橋示方書の高欄高さは1.1mなので、0.63でも0.65でもどのみち
違反なんだけどなあ。
残存高欄の一番小さな数値(630程度)を設計値にすべきだったよう
です(変更で)ね。もうできんかな?せんほうがいいかな?
色合わせの件
本当の墨は乾いたら消えん、のではなかったかな。晴れが続く日に、
防毒マスクかぶって、雨がっぱ着て、噴霧器でスプレーかな。
既存と新材の色があまりにも違うため、色合わせを行おうと考えてます。
明日、監督員と協議予定。
試験的に墨汁、ガスバーナーの不完全燃焼(黄色い炎)であぶってみました。
検査間近なので現場としては、20:1(水:墨汁)塗り後、5:1で部分塗りかなと考えてます。
降雨等で色褪せてきますが、なん年後かには自然と周囲に馴染むと思います。
ご意見をお聞かせください。
高欄を据える場合、壁石側からも作業すると思いますが、
現状では、安全な足場とは言えませんので、転落防止の
安全対策をお願いします。
Leave the true Japanese traditional technique.
There's no chance without this job.
Time and money come in the future.
舗装による耳石のはみ出し圧力への対策。
高欄施工後、動くことの無い対策について、LINEでも良いので。
極めつけの切込み接ぎの壁石になりそうですね。
復元前の耳石はガタガタでしたが、天端は揃える、ということですよね。
石橋の貴重さ、歴史やルーツに触れる記事ではなかったようですね。
完成した時は、石橋の文化の重さをPRしなきゃいかんようですね。
持ってきて欲しい物はありませんか?
なぜか前々日、福島原発の視察に行くことに
なりましたので、その帰りに寄ります。
ボロボロになってまあ、立派に支えてくれましたね。
支保工に感謝、お浄めの礼を。
長い間お世話になった支保工を撤去しました。
役所、マスコミ(テレビ局、山形新聞)が現場見学にきました。
トラブルも無くジャッキダウンでき一安心。
支保工撤去の際に、発注者(県庁関係)およびマスコミが来るそうです。
ジャッキダウンが見たいとのこと。
目潰しの件について、設計図書通り(割栗石50-150mm)に施工する必要が
あるため。
詳しくは荒木までご連絡ください。
入手タイミングは難しく考えずに常備できるよう
発注してください。余って固まったら踏み潰して
目潰しに使用してください。
少なくとも基礎垂直壁の埋戻が終わるまで支保工は
外せないと思いますが、雨が来ないことを祈るだけ
です。
本日、段階確認(輪石)完了。
輪石(要石)基準高
上下流の差が7mmと高精度であった。
規格値に対しても最大31%と満足出来る結果であった。
アーチ半径も計画通り1.43mであった。
明日より埋戻しに入ります。